CT lung肺+心臓CT
肺+心臓CTとは
肺+心臓CTとは、胸部全体を撮影し、肺や心臓の状態をすみずみまで詳しく調べる検査です。一般的な健康診断のレントゲンでは見つけにくい病気のサインや、ごく小さな異常を発見することに優れています。
肺+心臓CTでわかる主なリスク・病変
- 肺がん(特に早期)
- 肺気腫
- 心臓冠動脈の狭窄
- 心臓冠動脈の石灰化
など
一般的な人間ドックでは胸部X線(レントゲン)での検査のみとなるため、胸部の健康を維持するためには別途CT検査を受診いただくことを推奨しています。
高原クリニックの肺+心臓CT
当クリニックのCTは、定評のあるキヤノン製の最高性能装置を用いています。
最新のAIが搭載されているので、これを「高画質のまま被ばく量を下げる」運用をいたします。
肺がん検診では、被ばく量はわずかに0.4ミリシーベルトほどです。これは年間自然放射線量の半分以下です。また胸部単純レントゲン6枚程度の僅かな量で検査します。
リアル3D画像
当院の画像は高画質なだけでなく、リアル3D画像も作成し、お渡しします。
病変の大きさ、形状、周囲組織との位置関係などを立体的に評価できるため、診断の正確性が向上します。また、異変が視覚的にわかりやすいため、受診者様も理解が容易になります。


気腫性変化の定量解析レポート
全ての方を対象に、自然加齢や喫煙とともに生じる、肺のスカスカ化(気腫性変化)の3Dレポートもお渡しします。慢性閉塞性肺疾患(COPD)など、進行すると場合によっては重度の息切れや呼吸困難を引き起こす呼吸器疾患のリスクを予防・軽減する上で非常に重要です。

心臓ー冠動脈石灰化スコアレポート
全ての方を対象に、冠動脈の石灰化について、スコア化して、動脈硬化性変化を調べます。
心筋梗塞、狭心症、心臓突然死などのリスクを客観的に評価することができます。

内臓脂肪量の数値測定レポート(オプション)

腹部まで調べたい方には、内臓脂肪量の数値測定レポートもお渡しします。
肺+心臓CTはこんな方々に利用されています
PATTERN 01

年齢が50代以上の方
肺がんや冠動脈の動脈硬化は、加齢とともにリスクが高まります。特に、50歳を超えると自覚症状がなくても病気が進行しているケースが見られます。早期にCT検査を受けることで、潜在的なリスクを発見し、将来の重篤な病気を未然に防ぐことができます。
PATTERN 02

長年の喫煙習慣がある方、または過去に喫煙していた方
喫煙は、肺がん、肺気腫(COPD)、動脈硬化のリスクと密接に関係しています。自覚症状がなくても、CTで肺や心臓の状態を確認することで、これらの病気の早期発見や将来のリスク評価につながります。
PATTERN 03

ご家族に肺や心臓の病気の既往がある方
ご家族に心筋梗塞、狭心症、肺がんなどの病歴がある場合、遺伝的な要因や共通の生活習慣により、ご自身もリスクが高い可能性があります。ご家族にこれらの病歴がある方は、ご自身のリスクを知るためにも一度受診をおすすめします。
PATTERN 04

息切れや胸の痛みなど、気になる症状がある方
これらの痛みは、単なる疲れや年齢のせい、と自己判断してしまいがちですが、心臓病や肺がんなどのサインである可能性があります。特に、安静時に胸が締め付けられるような痛みがあったり、少し動くだけで息が上がるようになったりした場合は、受診の上、ご相談ください。
肺+心臓CTの検査部位

肺・心臓の疾患は
早期に発見することで、
生存率が大幅にあがります
代表的な肺・心臓疾患の
5年生存率

出典:国立がん研究センター がん情報サービス「肺:がん統計」、Ubie(ユビー)「COPD(シーオーピーディー)の患者の寿命はどれくらいですか?」
全身がんMRI精密検査(人間ドック)の事例
検査の流れ
高原クリニックイノベーティブスキャンではIT化に取り組んでおり、通常の医療機関・検査機関のように、長時間待つことはありません。
- 01問診・カウンセリング
- 既往歴や家族歴、生活習慣などをヒアリング(約15〜20分)
- 02検査前準備
- 検査着に着替え
- 03CT検査の実施
- 撮影時間(約10〜15分)の目安
- 04後日レポート送付
- 詳細レポート
- 必要に応じた追加検査や最適な医療機関の提案
撮影機器・設備
当院では、AI技術を活用した高性能な撮影機器を導入。高画質な撮影ができるMRIや低被ばく化技術を実現したCTでの検査が可能です。
また、クリニックの内観は、お越しになる方にリラックスしていただきたいという気持ちを込め、検査前後でもゆっくりとくつろいでいただける空間をデザインしました。










料金
結果をすぐに聞きたい方のために、プレミアム・プラスもご用意しています。このプランでは検査直後に医師が画像を動かしながら結果を説明しますので、質問も可能です。また、プラスSでは、スタッフがスマホで動画を撮影してすぐにお渡しするので、もう一度説明を思い出したり、家族に共有したりできます。
※ プラスを申し込む方で、他の単品検査(例:低被ばく肺がん検診、無痛MRI乳がん検診)を申し込まれる方は、どれか一つだけプラスをご選択ください。他の単品検査がスタンダードでも、すべての検査について説明をいたします。